長期修繕計画書の重要性
- 修繕費用がいつ・どの程度必要か事前に把握出来る。
- 各年度の工事内容が把握出来る為、業者から(必要範囲の)見積を取りやすい。
- 修繕費を改定する為に、根拠を示せるので居住者の理解を得やすい。
- 必要な修繕、予算が把握出来る為、修繕積立金計画の変更の根拠となり、検討が可能。
上記のような修繕委員の労力軽減、
住民の納得感に繋がります。
長期修繕計画のための準備
データ収集
修繕工事、長期修繕計画、建物調査等を計画する前に、竣工図をはじめ様々なデータの管理が計画的かつ経済的なマンション維持に繋がります。必要となるデータおよび、保管方法をご紹介します。
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確認済書・竣工図書
建物維持管理する為に最も必要なデータです。一般的に写真のような製本がされているもので、各マンションに竣工時または、引渡し時に必ず現地(管理人室等)に保管されています。建築・構造、設備、電気の計2~5種類が管理室等に保管されていると思われます。紛失や劣化に注意して保管してください。
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修繕記録等
次回修繕、長期修繕計画作成のため等に必要なデータです。
一度、修繕を経験したマンションには、修繕工事完了報告書や工事内容(仕様)、見積書、各部位の保証期間がわかる工事完了報告書等が保管されていると思われます。この記録は、次回修繕や長期修繕計画作成に必要なデータとなります。 -
既存の長期修繕計画書
過去に長期修繕計画を立てられた場合は、未来に向けて算出された工事予算や積立金の詳細が記載されているはずです。
当社で長期修繕計画をご提案する際に参考とさせていただきますので保管されている場合はご提供をお願いしています。
上記で紹介した各データ(図面・資料等)は、印刷物で、大型のものが多いため、保管だけでも大変な上、年々劣化します。
特に図面は一度失うと、再作成に多大な費用が必要となるため、弊社では、大事なデータ(図面・資料等)の電子データ化をお勧めしています。
電子データ化することにより、膨大な資料をパソコンの画面で簡単に検索できるだけでなく、大きな資料も目的に合わせ、家庭用プリンター等でA4サイズ等に縮小印刷も可能となります。
長期修繕計画書の見方
各年度修繕工事計画
修繕費積立計画表
定期的な計画見直しを
おすすめします
当社では、5年毎程度の長期修繕計画の見直しを推奨しております。昨今の原油高騰等による物価変動により、実際の工事の際、予算オーバーを招いたり適切なメンテナンスや環境により修繕時期が延びることもあります。そこで、初回計画時に見直しや建物診断結果を考慮した計画書を作成しております。
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